横浜流星さん主演のNHK大河ドラマ「べらぼう」。
陰謀渦巻く江戸幕府、江戸の町人文化、吉原の遊女たちの華やかさや悲哀が交差しています。
話が進むうちに、このドラマの時代背景や江戸文化について興味を持ったかたも多いはず。

私もその一人!でもガイドブックってたくさんあって迷っちゃう。





本屋さんで見比べて、私が選んだガイドブックは、
初めての大河ドラマ『べらぼう 蔦重栄華乃夢噺』歴史おもしろBOOK [ 小学館 ]

これを選んだポイントは、
- ドラマ解説よりも、歴史や江戸文化の解説が充実している
(俳優インタビュー等が少ない分、歴史解説のページが多い) - オールカラー
- 当時の浮世絵や本の解説がたくさん掲載されている
- 江戸グルメや娯楽・遊女の一日など、江戸の町民の生活が分かりやすく紹介されている
- 江戸の風情を感じられる現存のスポットが紹介されている
- 堅苦しくなく、読んで楽しい!ページをめくるたびにワクワクする!

どのページを開いてもきれいで、美術ファンにはおすすめの一冊です。
この記事では、数ある大河ドラマ「べらぼう」の解説本・ガイドブックのうち、歴史的・文化的背景の解説が充実した、初めての大河ドラマ『べらぼう 蔦重栄華乃夢噺』歴史おもしろBOOK [ 小学館 ] についてご紹介します。
また、他のガイドブックとの違いや特徴についてもご紹介します。

ご自分にピッタリなガイドブックを選ぶ参考にしてください。
初めての大河ドラマ『べらぼう 蔦重栄華乃夢噺』歴史おもしろBOOK [ 小学館 ]
⇩ 購入した『べらぼう 蔦重栄華乃夢噺』歴史おもしろBOOK [ 小学館 ] の表紙と裏表紙。


⇩ 全124ページのうち、俳優のインタビューやドラマのあらすじなど、ドラマに関するのはたった24ページ、5分の1に収まっています。


ドラマ関連ページ数はこのガイドブックが一番少なく、その分歴史解説が充実しています。
⇩ ドラマ関連のページ数が少ないとはいえ、16回までのあらすじが載っているのは他のガイドブックと同じです。


つまり、ドラマ関連記事が多い他のガイドブックでも、あらすじ紹介は16回までなのです。
⇩ 同時期の江戸のまちや世界の国々の様子についても、分かりやすく解説があります。

⇩ 吉原の遊女についての解説。


遊女の24時間の解説が興味深かったです。
⇩ 渡辺謙が演じている田沼意次の解説も、ポイントが絞ってあって分かりやすい。

⇩ 平賀源内の解説はとっつきやすい切り口で。

⇩ 江戸グルメのページを見ると、江戸時代がぐっと身近に。

⇩ 美術ファンとしては、本の紹介と解説が多いのもうれしい。

⇩ 江戸歴史トリビア。

⇩ 江戸時代から続く老舗の紹介ページ。

⇩ 歩いて行ける場所の地図は「行ってみようかな」と、ときめきます。


べらぼうの時代の江戸文化を、「ほど良く・キレイに・分かりやすく」解説されています。
そして何といっても、見ていて楽しい!ワクワクするのが最大の特徴で、それが購入の決め手でした。
初めての大河ドラマ『べらぼう 蔦重栄華乃夢噺』歴史おもしろBOOK [ 小学館 ]

大河ドラマ べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~ 蔦屋重三郎とその時代 (TJMOOK) [ 鈴木 俊幸 ]
⇩ 私が最後まで迷ったのがこれです。
大河ドラマ べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~ 蔦屋重三郎とその時代 (TJMOOK) [ 鈴木 俊幸 ]

こちらの本もオールカラーで、ほど良く・キレイに・分かりやすくまとまっています。
その意味では前述の小学館ガイドブックとよく似ていて、すごく迷いました。
この本の特徴は、スッキリとキレイにまとまっていること。
対して小学館の方は、見ていてワクワクする構成なのです。
どちらを選ぶかは、もう個人のお好みと言っても良いでしょう。
べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 前編 (NHK大河ドラマ・ガイド) [ 森下 佳子 ]
⇩ こちらはNHK出版のドラマ公式ガイドだけあって、俳優へのインタビューなど「ドラマそのもの」の解説が充実しています。
べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 前編 (NHK大河ドラマ・ガイド) [ 森下 佳子 ]

相関図も顔写真入りで分かりやすいし、セットやドラマの舞台裏についても詳しく紹介。
その分歴史的背景についてはサラッと触れている程度です。
それに「前編」とあるとおり、「後編」も後日出るのです。
しかし何といっても、主演の横浜流星さんの写真がふんだんにあって、横浜流星ファンにとっては必読!
NHK2025年大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」完全読本 (NIKKO MOOK)
⇩ 歴史解説が一番充実しているのがこちらです。
NHK2025年大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」完全読本 (NIKKO MOOK)

この本は残念ながらオールカラーではありません。
しかし歴史解説については一番詳しく載っていますし、183ページとボリュームもあります。
堅苦しさはありますが、読み物として楽しむなら、この本一択だと思います。
歴史的背景が分かれば、もっとドラマを楽しめる
社会のルールや身分に縛られながらも奮闘する蔦重の姿は、現代にも通ずるものがあります。
江戸時代の歴史的背景を知ることで、大河ドラマ『べらぼう』はもっと楽しくなります。
ぜひ手に取って、『べらぼう』の世界をもっと堪能してみてください!

それでは、次回の放送も一緒に楽しみましょう!